<結論>MiniTool Video Converter 3.8はビデオ変換と画面録画が可能な初心者でもとても使いやすいソフトウエアです。
MiniTool Video Converter 3.8は、1000種以上の形式に対応した変換機能と、4K画質での画面録画が可能です。システム音声とマイクの同時録音にも対応しています。ハードウェアアクセラレーションによる高速変換処理が特徴で、15-50fpsのフレームレート選択やMP4出力など、柔軟な設定が可能です。使いやすいインターフェースと豊富な機能を備えた実用的な変換ソフトです。
MiniTool Video Converter 3.8とは
MiniTool Video Converter 3.8は、動画や音声ファイルを様々な形式に変換できる動画変換ツールです。主な機能として下記の2つを持っています。
パソコン画面を4K画質で録画できる非常に便利な機能です。システム音声とマイク音声を同時に録音でき、録画範囲は全画面、ウィンドウ、指定範囲から選択可能です。録画データはMP4形式で保存され、録画中にマウスカーソルの表示/非表示の切り替えやホットキーでの操作も可能です。ゲームプレイやオンライン講義の録画、ソフトウェアのデモ映像作成などに活用できます。
MiniTool Video Converter 3.8は直感的なインターフェースで初心者でもとても使いやすいおすすめできるソフトウエアです。
ここからこの2つの機能を順に紹介していきます。
MiniTool Video Converter 3.8による動画変換方法
動画変換の用途・目的
動画形式の変換により、動画ファイルを圧縮してサイズを小さくしたり、異なるデバイスやプラットフォームで再生可能な形式に変換したりすることができます。PCの動画をスマートフォンで見られるように変換したり、容量の大きい動画を圧縮して保存や転送を容易にしたりする際に使用されます。
変換目的 | 具体例 |
---|---|
互換性対応 | ・デバイスでの再生保証 ・編集ソフトでの利用 ・プラットフォームへの対応 |
容量最適化 | ・ストレージ容量の節約 ・配信時の通信量削減 ・アップロード制限への対応 |
品質調整 | ・高画質保持での編集用変換 ・画質と容量のバランス調整 ・圧縮による容量削減 |
用途別変換 | ・DVD作成用のMPEG-2形式 ・Web配信用のMP4形式 ・SNS投稿用の最適形式 |
MiniTool Video Converter 3.8による動画変換方法
- メニューで「ビデオコンバータ」を選び(図の1)、これから変換するファイルを選択します。「ファイルを選択」メニュー(図の2)からでも、ファイルをドロップすること(図の3)でも選択することができます。
メニューで「ビデオコンバータ」を選び(図の1)、これから変換するファイルを選択します。 - 変換するファイルが追加された画面です。変換元と変換先の動画ファイルの仕様が表示されています。出力ファイルの形式や仕様を変更するために右隣りのボタンをクリックします。(図の1)
- 変換先のファイルの動画形式と解像度を選びます。これで変換の準備は完了です。
- 次に実際に変換します。変換するファイルを選ぶ場合は「変換」(図の1)をクリックします。表示されているすべてのファイルを変換するには「すべて変換」(図の2)をクリックします。
- 「すべて変換」をクリックし2つのファイルを同時に一括して変換しています。変換はすぐに完了します。
2つのファイルを並行して 変換しています。
主な動画ファイル形式の特徴と用途のまとめ
現在多くの場面でMP4が使用されていますが、他のファイル形式にもそれぞれ特徴があり、向いている用途もあります。MiniTool Video Converter 3.8を使って使い分けるのがいいでしょう。
形式 | 主な特徴 | 向いている用途 |
---|---|---|
MP4 | ・高い互換性 ・画質と容量のバランスがよい |
・動画共有サイト ・スマートフォン撮影 ・一般的な動画保存 |
MOV | ・高画質で編集向き ・ファイルサイズが大きい ・Apple社製品との相性が良い |
・動画編集の作業用 ・映像制作現場 ・Mac環境での使用 |
MKV | ・複数の音声・字幕に対応 ・高画質で圧縮率もよい |
・高品質動画配信 ・映画やドラマの保存 ・字幕付きコンテンツ |
WMV | ・高圧縮率 ・Windows環境での互換性が高い ・ストリーミングに適している |
・PowerPoint用動画 ・低帯域配信 |
WebM | ・Web向けに最適化 ・オープンソース ・ブラウザ互換性が高い |
・Web配信 ・HTML5動画 ・オンライン広告 |
VOB | ・DVD規格の形式 ・メニューや字幕を含む ・高品質な映像と音声 |
・DVD作成 ・映画配布 ・教育コンテンツ |
MiniTool Video Converter 3.8によるPC画面の録画
PCの画面録画の用途・目的
PCの画面録画は、業務マニュアル作成、オンライン教育、プレゼンテーション、バグ報告、製品デモ、ゲーム実況、リモートサポート、操作手順の説明など、様々な目的で利用されます。視覚的な情報伝達や記録のツールとして、ビジネスや教育分野で幅広く活用されています。
用途 | 具体例 |
---|---|
ビジネス | ・オンライン会議の記録 ・操作手順マニュアルの作成 ・プレゼンテーションの録画 |
教育・研修 | ・チュートリアルビデオの作成 ・オンライン授業の録画 ・PC操作のトレーニング動画 |
コンテンツ制作 | ・ゲーム実況動画 ・動画配信 ・Web動画の録画 |
技術サポート | ・問題解決の手順記録 ・操作説明の共有 ・リモートサポート |
会議・セミナー | ・議事録用の録画 |
MiniTool Video Converter 3.8によるPC画面の録画方法
次にMiniTool Video Converter 3.8によるPC画面の録画の方法を説明していきます。
- 最初のメニューの「スクリーンレコーダー」もしくは画面中央の「クリックして画面を録画」をクリックします。
- すぐにこの画面は消えて、新しく次のような小さなメニュー画面が現れてきます。これが画面録画を操作するメニューです。
これまでの大きな画面が消えて 小さな画面が現れます。 - 上部のメニューの歯車マークをクリックして設定画面を表示します。出力先フォルダやフレームレートなどを設定できます。出力するファイル形式はMP4だけです。4K画質での録画に対応可能なほか、フレームレートを15-50fpsから選択することなどもできます。
- 今回は4KのMP4の動画を再生してそれを画面録画してみます。動画再生ソフトウエア(この場合はWindows Media Player)を立ち上げ再生の準備をします。(白樺の画面が動画です。)そして画面録画のメニューから録画する画面の範囲を「フルスクリーン」もしくは「範囲を選択」のどちらかを選択します。
- 今回は「範囲を選択」を使うことにします。四隅の赤い枠線をドラッグしながら録画の範囲を決めます。(図の1)これで準備完了ですので、録画ボタンを押して録画を開始します。(図の2)
- 録画ボタンをクリックすると3秒前の状態からカウントダウンが始まりますのでタイミングを合わせて録画したい動画を再生開始することができます。
- 録画が始まるとメニューも画面から消えて、小さな録画停止ボタンが画面の隅に表示されます。(慣れないうちは小さくて見つけにくいかもしれません。)
小さな録画停止ボタンが画面の隅に表示されます - この小さな録画停止ボタン(赤い部分)をクリックすると録画は停止します。終了すると録画したファイルがどんなファイル名で作られたのが表示されます。またF6キーを押すことでも録画停止可能です。
クリックすると録画は停止します。録画しファイル名が表示されます
まとめ
ここまでMiniTool Video Converter 3.8の使い方を説明してきました。MiniTool Video Converter 3.8は直感的な操作性で初心者でも使えるとても優れた動画変換ツールでした。