こんにちは、晋太郎です。
目次
<結論>MiniTool MovieMaker 7.4は簡単に高品質の動画が作れる動画編集ソフトウエアです。
MiniTool MovieMaker 7.4とは
MiniTool MovieMaker 7.4は、初心者向けの動画編集ソフトで、直感的な操作性と多機能性が特徴です。動画のカットやトリミング、エフェクト追加、字幕やBGMの挿入など基本的な編集が簡単に行えます。テンプレートやフィルターを活用することでプロ並みの仕上がりも可能で、趣味やSNS投稿のための動画編集に最適なソフトウエアです。 この記事を作成している時点でMiniTool MovieMaker 7.4はまだ日本語化に対応していません。この点は早期の対応に期待したいところです。MiniTool MovieMaker 7.4 無償版と有償版の違い
MiniTool MovieMaker 7.4には無償版があり、無償版には以下のような特徴や制限があります。 無料版の特徴- 全てのテキスト効果やビデオエフェクトが利用可能: 無料版でも有料版と同じテキスト効果やビデオエフェクトが使用可能です。
- 広告や透かしなし: 無料版でも広告や透かしが入らない動画が有料版と同じ動画が作成できます。
- エクスポート制限: 無料版では、最初の3本の動画のみ時間制限なしで動画書き出し可能です。ただし、2分以内の動画であれば無制限に動画書き出しできます。
動画編集手順の例
MiniTool MovieMaker 7.4はかなり機能が多いソフトウエアですのですべてを紹介することは難しいです。今回の記事では「南の島に行った時に撮影した動画を見やすい一本にまとめる」という想定の作業を紹介いたします。 [timeline title=”動画編集手順例”] [ti label=”準備” title=”準備”]プロジェクトを新規作成し編集しようとしている動画ファイルを動画ファイルを開く。[/ti] [ti label=”STEP1″ title=”動画素材(クリップ)をタイムライン上で順番に配置”]ストーリー性を持たせるために時系列順に整理する。[/ti] [ti label=”STEP2″ title=”動画の不要な部分を切り取る”]動画から不要な部分を削除し、テンポよく見せて視聴者が飽きないようにする。[/ti] [ti label=”STEP3″ title=”トランジション(場面転換効果)”]「ディゾルブ」や「ワイプ」でシーン間のつながりをスムーズに見せる。[/ti] [ti label=”STEP4″ title=”テロップ・字幕挿入”]説明動画で重要なポイントやセリフを字幕として表示したり、SNS向け動画で視覚的に目立つテロップを追加。[/ti] [ti label=”STEP5″ title=”動画の最初や最後に効果を挿入”]動画の最初や最後をふさわしいものにする。[/ti] [ti label=”STEP6″ title=”BGM・効果音の追加”]感動的なBGMを追加して雰囲気を演出する。[/ti] [/timeline]準備:プロジェクトを開始して編集するファイルを開く
- MiniTool MovieMaker 7.4を起動すると最初に「プロジェクト」を新規に作成するか、既存のプロジェクトを開くかを選択します。ここでは初めて動画編集しますので「New Project」を選択します。継続して作業中の動画があれば「Open Project」をクリックしてください。
必要動画素材ファイルをドロップする - 次に編集する動画素材ファイルを選択します。必要ファイルをエクスプローラ上で選択しそれを下図のように「Import Media Files」と書いてある箇所にドロップするのが一番簡単です。
必要ファイルをドロップする - 下図のように必要な動画素材がならべば準備完了です。ただし必要なファイルの追加は後からでもできます。
必要動画素材ファイルが表示されれば準備完了 ただしファイルは後から随時追加可能
STEP1:動画素材(クリップ)をタイムライン上で順番に配置
- 動画素材を下図のように使用する順番にタイムラインの枠の中にドロップしていきます。
動画素材を順にドロップしていく - 動画素材がタイムライン上に順番に並びました。動画素材の横幅はそれぞれの動画の尺の長さに比例しています。下の図では2番目の素材動画が一番長いことがわかります。
タイムライン上に動画素材が順に並びました
STEP2:動画の不要な部分を切り取る
- 今回は2番目の素材がちょっと長すぎて飽きるためカットすることにします。最初の部分をカットしたい場合は、カットしたい部分まで青いバーをマウスで移動させて「ハサミマーク」をクリックします。その部分で2つに分割されます。
二つに分割されました - カットしたい部分を右クリックして「Delete」を選ぶかメニューの「ハサミ」をクリックするとカットが実行されます。
右クリックして「Delete」を選ぶかメニューの「ハサミ」をクリックするとカットされます
STEP3:トランジション(場面転換効果)でシーン間のつながりをスムーズに見せる
- まず最初に一番上のメニューの中の「Transition」をクリックします。何十種類もある「トランジション効果」が出てきます。その「効果」の上にカーソルを持ってくるとその効果がどのような動きになるのかが例示されます。それを見ながらどの「効果」を使うかを選択することができます。
「効果」の上にカーソルでどのような動きになるのかが例示 - 気に入った「効果」がみつかったらそれを適用するために、「効果」をマウスでドラッグして動画素材の間にドロップします。その部分で選んだ「効果」が適用されることになります。次にその「効果」を維持する時間を秒で指定します。これらの作業は何度もやり直しが可能ですので何度もあれこれ試しながら進めることができます。
「効果」をドロップして指定、その「効果」の時間を指定。指定錯誤しながら試すことが可能
STEP4:字幕表示やテロップを追加
- まず最初に一番上のメニューの中の「TEXT」をクリックします。何十種類もある「テキスト挿入法」が出てきます。その「挿入法」の上にカーソルを持ってくるとそれが実際にどのような動きになるのかが例示されます。それを確認しながら、どの「挿入法」を使うかを選択することができます。これもいろいろ試しながら進めてください。
「テキスト」をクリックしてから「テキスト挿入法」を選ぶ - 気に入った「テキスト挿入法」を、そのテキストを挿入したい場所に「Track1」にドラッグします。下の図では動画の下の図では動画のタイトル風にするため冒頭に挿入しています。
テキストを挿入したい部分にドロップ - 次に上の図でドロップされた箇所をダブルクリックすると、動画内にテキスト挿入箇所が現れるので、そこにテキストを入力します。「南の島への旅行」と入力しました。
動画内に現れたテキスト挿入箇所にテキストを入力
STEP5:動画の最初や最後に効果を挿入
- エンディングの効果としてフェードアウト(White Out)を追加してエンディングをきれいに見せます。やり方は先ほども使った「効果」(Effect)の中からエンディングにマッチするする「効果」(この場合はWhite Out)を選んで動画の上にドラッグするだけです。
エンディングに「効果」を挿入 「効果」を動画の上にドロップ
STEP6:BGM・効果音の追加
- 「Media」をクリックして一番最初に追加したBGM用のMP3ファイルを表示します。MP3ファイル上にカーソルを持ってくると、その右下に「+」(プラスマーク)が現れますのでそれをクリックします。
MP3ファイル上の+をクリック - MP3ファイルが下に追加されます。ただし、いま下図のような形ですと動画よりBGMの方が長すぎます。若干の余韻を持たせるように音楽だけの時間も少しはあってもいいかもしれませんが、これではBGMが長すぎますのでBGMをカットします。
名称BGMのトラックが追加されましたがBGMの方が長い - BGMのカットの方法は先ほどの動画ファイルのカット方法と全く同じです。カットしたい部分に「ハサミ」をクリックし、いらない部分を右クリックして「Delete」を選べばカットできます。
最後:動画ファイルを書き出す
- まず上部のメニューの右側の「Export」をクリックします。書き出す動画ファイルの仕様を設定するダイアログが現れますので、ファイル形式や解像度などの設定をします。すべての値にデフォルト値がすでに設定されていますのでそれを参考にすればよいと思います。設定が終わったら最後に「Export」の赤いボタンをクリックして動画の書き出しを始めてください。
Exportをクリックし、動画ファイルの仕様を設定し、最後に「Export」の赤いボタンをクリック - 書き出しが終わると下図のようなダイヤログが表示されます。これで動画作成は完了です。