こんにちは晋太郎です。

Windows 11がインストールできないWindows 10 PCにChromeOS Flexをインストールして使い続けるのはとても実践的な選択です。Linuxを入れるよりも、ChromeOS Flexのほうがインストールも操作も圧倒的に簡単でとてもオススメです。

ChromebookとChromeOS FlexをインストールしたPCはほとんど同じ体験ができると考えてさしつかえないのですが、ひとつだけ注意をしておいてほしいことがあります。

ChromeOS FlexはAndroidアプリが利用できません

一番の違いはChromeOS FlexにはAndroidアプリがインストールできないことです。言い換えるとGoogle Playストアには対応していません。

Google Play ストアでアプリをインストールしようとしている ChromeOS Flexではこれができない
ChromebookならGoogle Play ストアでアプリをインストールできる。ChromeOS Flexではこれができない。

ChromOS Flexとは

ChromeOS Flexとは、Googleが提供する無料のオペレーティングシステムです。既存のWindows PCやMac(Intel CPUに限る) にインストールして利用できます。

Chromebookの管理の容易さや、操作のシンプルさなどの特長をほとんど受け継ぎ、さらに以下の特長があります。

  • 高速かつ簡単な導入:USBメモリなどから迅速にインストール可能
  • 環境に優しい:古いデバイスが再利用でき、廃棄物を削減

ChromeOS Flex搭載PCは前述のように、Chromebookとは異なりAndroidアプリは使用できません。しかしそれを除けばChromebookとほぼ同様のことができます。Linux開発環境も使えます。

違いをまとめてみました。

 観点 Chromebook ChromeOS Flexを
インストールしたPC
OSの最適化専用設計なので動作が安定かつスムーズハードウェアとの相性に依存し動作に差がある
ハードウェア機能専用セキュリティチップや指紋認証、タッチ・ペン操作などが利用可能ハード依存機能(指紋認証・タッチ・CD/DVD)は原則非対応
AndroidアプリGoogle Play対応
Androidアプリも動作
Google Play使用不可
Androidアプリ使用不可
Linux環境利用可能利用可能
パフォーマンス
安定性
専用設計で最適化され快適PCのスペックにより個体差
旧型PCでも動くが性能制限

ぜひChromeOS Flexを試して見てください。内臓のHDD/SSDにインストールしなくてもUSBメモリから立ち上げることも可能です。(ただし動作は遅いです。)
Windows 10のサポート終了を機にChromebookファンが増えるのではないかと個人的にはとても期待しています。