晋太郎です。

今回の記事では、Chromebookの自動更新有効期限(Automatic Update Expiration、AUE)について解説します。自動更新有効期限はとても重要な情報ですので、必ずしっかり確認してください。

自動更新有効期限(AUE)とは

Chromebookの自動更新有効期限(Automatic Update Expiration、AUE)は、Googleが提供するChrome OSのバージョンアップおよびセキュリティアップデートを受けることができる期限を指します。AUEは「2021年以後販売の製品はすべてリリース後10年間」になりました。

Chromebookの自動更新有効期限に達すると、Chrome OSへのアップデートやセキュリティパッチの提供が停止されます。セキュリティリスクが増大し事実上使えなくなります。

AUEは他のOSのサポート期限に似ています。ただしOSのサポート期限はOSのバージョンごとに決まっていることに対して(例えばWindows10は2025年10月まで)、ChromebookのAUEはハードウエアの機種ごとに決まっているという点が根本的な違いです。

AUEが近づいてくると、新しいChromebook機種への買い替えを検討しなくてはなりません。他のOSのようにOSだけアップグレードするということはできません。

自動更新有効期限(AUE)の確認方法

2種類の確認方法があります。

自分で所有している実機では「設定」から簡単に確認することができます。

もう一つは、GoogleのサイトでAUEを確認することです。中古のChromebookの購入を検討している方は事前に確認してください。「とても安い掘り出し物があった」と思って買ってしまって、AUEまであとわずかしか残っていなかった、最悪はAUEがすでに切れていたなどの失敗のないようにしてください。

「設定」から確認する方法

まず、Chromebookの「設定」からAUEを確認する方法を紹介します。

  1. 「設定」から「Chrome OSについて」をクリックします。次に「詳細」をクリックします。

    「ChromeOSについて」と「詳細」を順にクリック
    「ChromeOSについて」と「詳細」を順にクリック

  2. 表示された画面の「更新スケジュール」がAUEを示します。画面例では2029年6月までとなっています。

    更新スケジュール」がAUEです
    更新スケジュール」がAUEです

購入する前に確認する方法

2023年9月にAUEのポリシーが更新され、2021年以後に販売された機種はすべてAUEが10年間になりました。最近の機種を製品を購入する場合は、AUEは10年間あると考えて大丈夫です。

中古品などを購入する場合は、下に示したページからAUEを確認することができます。これまでに発売されたほとんどすべてのメーカーのすべての機種のAUEが確認できます。

Acerの機種のAUEの記載例(一部)は下記のとおりです。

Acerの機種のAUEの記載例(一部)
Acerの機種のAUEの記載例(一部)

AUEが間近の機種など買わないようにしましょう。