無料クラウドストレージレビュー:MEGA おすすめ度 ★★★★★

無料クラウドストレージMEGAのレビュー記事アイキャッチ

こんにちは、晋太郎です。

いくつもある無料クラウドストレージのうち、一番のお勧めはMEGAです。私も無料枠でいつも使わせてもらっています。私が一番信頼していて一番使用頻度の高いクラウドストレージです。

操作画面にはくせがなく、OSのエクスプローラーを操作しているような感じで、初めて使っても迷うことなくサクサク使えます。また、データ転送速度も非常に良好で、上りでも下りでも速度は最速だと思います。

日本にもサーバーがあります(日本からのデータが日本のサーバーに保存されるという保証はありません)。

データのセキュリティーレベルもトップクラスで安心して使えるクラウドストレージです。

MEGAのクラウドドライブ操作画面
MEGAの操作パネル。OSのエクスプローラーと同じような感覚でファイルを扱えます。

主な機能

項目 内容
無料の保存容量 20GB(末尾の注記参照)
最大ファイルサイズ 制限なし
ファイル共有
rclone 利用可(rclone側のMEGAバックエンド)
世代管理
エンドツーエンド暗号化(E2EE)
フォルダーのアップロード・ダウンロード

評価が高い点

無料アカウントでも実現している高速転送

MEGAは公式ページでMEGAが原因で速度低下することは決してありません。アカウントが無料かであっても有料であってもそれは同じです(意訳)と高らかに宣言しています。

私の環境では、MEGAはGoogleドライブなどと比べてもアップロード、ダウンロードともに速く感じます。MEGAのSDKには、ファイルをチャンクに分割して並列転送する仕組みがあります。これだけですべての速度性能を説明できるわけではないものの、MEGAの転送性能を支える技術の一つと考えられます。

エンドツーエンド暗号化(E2EE)による高い機密性

データの暗号化および復号処理は、すべてユーザーのローカルデバイス上で実行されます。MEGAでは、ファイルごとに生成した128ビットの暗号鍵を使い、ファイル本体をAES-128-CCMで暗号化します。MEGAのサーバー管理者でもデータ内容は閲覧できない仕組みです。

多様なプラットフォームやツールに対応

Webブラウザからの操作だけでなく、Windows、macOS、Linux、iOS、Androidに対応したアプリも公式に提供されています。私はrcloneから利用しています。MEGAによる公式サポートではなく、rclone側が提供するMEGA用バックエンドを利用するものですが、私の環境では問題なく使えています。また、公式のコマンドラインツール「MEGAcmd」を介してWebDAVでアクセスすることもでき、クラウドストレージとしての機能はかなり充実しています。

欠点

転送量制限(帯域幅制限)

利用規約によると、無料アカウントには転送量の制限があります。上限は固定値として公表されておらず、利用状況などに応じて動的に設定されます。上限に達すると、一定時間が経過するまでダウンロードを再開できません。私は通常の利用でこの制限に達したことはありません。

サードパーティーのSaaS・オフィスソフトとの連携はほぼない

Google WorkspaceやMicrosoft 365、Boxのような、Web上でのドキュメント同時編集や、外部SaaSアプリとのエコシステム連携は今のところありません。ファイルの安全な保管・同期・共有のためのサービスが主目的の設計ですので、そこは割り切ってください。

暗号鍵喪失時の復旧不可(サポートによる救済不可)

パスワードおよびリカバリーキーを紛失した場合、MEGAのカスタマーサポートであっても、アカウントの復元やデータの救出を行うことは不可能です。お気をつけください。まちがってもパスワードやリカバリーキーをMEGAの中だけに保管するようなことはしないようにしましょうね。

知っておいたほうがいいこと

5 Eyes加盟国

運営会社が拠点としているニュージーランド(NZ)は、いわゆる”5 Eyes”に加盟しています。5Eyes加盟国は国がデータ差し押さえの権限をもっていたり、加盟国内でデータが共有されるという取り決めがあり、それがリスクになるという懸念があります。MEGAはデータは完全に暗号化されているのは大きな安心材料ですが、接続IPアドレス、ログイン履歴、登録メールアドレスなどのメタデータは保持されています。NZの裁判所命令等が出されれば、これらのメタデータは公的機関へ開示されます。どんなことでも秘匿されるわけではないことは知っておきましょう。

外部公開用リンクを作るとその内容は漏れます(あたりまえですが)

データは管理者も復号できないように暗号化されているものの、外部公開用リンクを生成して著作権侵害物や違法コンテンツを頒布した場合はバレる可能性は高いです。該当リンクの無効化だけでなく、アカウント凍結措置が行われます。

非アクティブが続くとデータが削除される可能性があります

無料アカウントを長期間利用しない場合は注意が必要です。MEGAは利用規約で、無料アカウントが3か月以上非アクティブな場合、事前にメールで通知したうえでデータを削除できると定めています。保管したまま放置する用途には向かないため、定期的にログインしておいた方がよいでしょう。

無料ストレージ容量について

2026年9月現在、MEGAの公式サイトには無料容量を20GBとする案内がありますが、10GBと表示される場合もあります。私自身も同じ日に、VPNを使うブラウザと使わないブラウザから公式サイトにアクセスし、表示が異なることを確認しました。VPNありでは20GB、VPNなしでは10GBと表示されました。

MEGA公式サイトで無料ストレージ容量が20GBと表示された画面(VPNあり)
VPNあり:20GBと表示
MEGA公式サイトで無料ストレージ容量が10GBと表示された画面(VPNなし)
VPNなし:10GBと表示

この点は、今後も変更がないか注視したいと思います。