こんにちは、晋太郎です。
Chromebookには「自動更新有効期限(AUE:Auto Update Expiration)」というものがあります。WindowsなどのOSやソフトウエアの「サポート期限」にかなり似ている概念ですが、大きな違いもあります。
AUEは、Chromebookを使用したり購入したりするうえでかなり重要な情報です。
この記事では、AUEの意味、確認方法、中古Chromebookを購入するときの注意点を紹介します。
ChromebookのAUEとは
AUEとはChromeOSの更新提供期限
AUEはGoogleがChromebookへOSの自動更新を提供する期限です。自動更新には、ChromeOSの機能更新やセキュリティ更新が含まれます。Windowsなどの「サポート期限」に近いですが、下記のように考え方が大きく違うところがあります。
AUEはプラットフォームのリリースから10年間
Chromebookの自動更新期限は原則として”その機種の土台となるプラットフォームが最初にリリースされてから10年間”とされています。
AUEは機種ごとに決まっていて公開されている
上述のようにChromebookでは機種ごとにAUEが定められています。機種ごとのAUEはGoogleが公開しています。そこに記載された日付を確認すればAUEはすぐ分かります。
洗濯機や冷蔵庫なら、購入日から何年間といった保証期間になりますが、AUEはそれとは考え方がまったく違います。あるChromebookを発売から数年後に購入しても、AUEはあらかじめきまった日付です。
ですから、中古品や型落ち品を購入する場合はその機種のAUEを確認することが必須ということです。
AUEを過ぎるとどうなるのか
AUEを過ぎてもChromebookが突然起動しなくなるわけではありません。
新しいChromeOSやセキュリティ更新は受け取れなくなります。時間が経過するほど、次のような問題が起きる可能性が高まります。
- 新しく見つかったセキュリティ上の問題が修正されない
- WebサイトやWebアプリとの互換性に問題が生じる
- 新しい機能を利用できない
- アプリや周辺機器が対応しなくなる
AUE切れのChromebookは「その日から使用不能」にはなりませんが、インターネットへ接続するパソコンとして長期間使い続けることはおすすめできません。
あなたのChromebookのAUEを確認する方法
現在使っているChromebookなら、設定画面からAUEを確認できます。
- 画面右下の時刻をクリックし、「設定」を開きます。
- 左側の「ChromeOSについて」を選択します。
- 「詳細」を選択します。
- 「更新スケジュール」を確認します。
「このデバイスでは○年○月まで自動更新が行われます」と表示されている日付が、そのChromebookのAUEです。


(画面構成はChromeOSの更新によって変わる場合があります。メニューが見つからない場合は、「設定」の検索欄で「更新スケジュール」と検索してください。)
中古Chromebookを購入するときの目安
中古Chromebookを購入する場合、AUEまでの残り期間が短ければ、購入価格が安くても結果として割高になってしまいます。
次の表は、私が購入を判断するときの目安です。(Googleが定めた基準ではありません。)
| AUEまでの残り期間 | 購入判断の目安 |
|---|---|
| 5年以上 | 購入を検討対象です |
| 3~5年 | なにか理由があれば検討する可能性があります |
| 1~3年 | 基本的には検討対象にしません |
| 1年未満または期限切れ | 購入しません |
中古品では、まずAUEを確認し、残り期間に問題がなければ、スペック・価格・本体の状態を確認するようにしましょう。
AUEについてよくある疑問
AUEを過ぎるとChromebookは使えなくなりますか
すぐに使えなくなるわけではありません。
ただし、ChromeOSやセキュリティの更新が止まるため、日常的にインターネットへ接続する端末として使い続けることには注意が必要です。
Chromebookを初期化すればAUEは延長されますか
延長されません。
AUEはユーザーの設定や購入日ではなく、機種ごとに決められています。初期化や所有者の変更によって期限が延びることはありません。
すべてのChromebookのAUEは10年間ですか
Googleの現在の方針では、ChromeOSデバイスの自動更新期限は原則としてプラットフォームのリリースから10年間です。
2021年以降にリリースされたChromebookのAUEは10年ですが、一部の古い機種では、10年間の更新を受けるために延長更新へのオプトインが必要です。対象機種には、Google公式の一覧でAUEの日付の後ろに「*」が付いています。購入時には「最近販売されたものだから大丈夫」と考えず、念のため機種ごとのAUEを確認しましょう。
まとめ
Chromebookを購入するときはAUEも確認しましょう。
特に中古品や型落ち品では、購入時点ですでにAUEまでの期間が短くなっている可能性があります。
- AUEは購入日から10年間ではない
- 更新期間はプラットフォームのリリース日を基準に決められる
- 機種ごとの期限はGoogle公式の一覧で確認できる
- 使用中の端末では設定画面から確認できる
- 一部の古い対象機種では延長更新へのオプトインが必要
- 期限後も動作する場合はあるが、新しい更新は受け取れない
AUEを確認しておけば、「安く買えたと思ったら、すぐに更新期限を迎えてしまった」という失敗を避けられます。
この情報がお役に立てば幸いです。
